CD音源のEncoding三昧の巻

久しぶりの更新です。

今回はあるきっかけでいろいろ検討したCD音源の圧縮形式の話です。

普段CDを聴くときは、SONYのBlu-RayレコーダーとONKYOのサラウンドシステムを光デジタルケーブルで接続した環境で楽しんでいます。居間の構造上多少いい加減なスピーカー配置ではありますが、5.1chサラウンドにしてます。この手のシステムによくある機能ですが、CDの2ch信号をDolby-ProLogic IIなるDecoderで5.1chに変換して再生します。

ちょっとしたAudioコンポシステムのが確実に良い音だとは思いますが、私にとってはその環境下で充分なので、それなりに楽しんでました。
しかし、いちいち他の部屋からCDを持ってきてDISKを出し入れしなければいけなかったり、またレンタルで借りたCDなんかは焼かないと聴くことができないこともあり、面倒だなあと思ってもいました。

そこで、最近はやりの携帯Audio Playerあたりから簡単に聴く方法なないものかといろいろ調べた結果、結局Apple-TVなるものを衝動的に購入しました(私自身はiPodとかiPhoneとか持ってないんですが;iPadのみ所有)。
こいつはUser-I/FがTV画面とリモコンで出力がHDMIと光デジタル音声になってるiPodみたいなものの様です。WiFiでホームシェアリングをすれば、有線接続無しでPCやiPod/iPadからTVやコンポで映像/音声を再生できる様になってます。こいつ単体でも映画のレンタル等もできる様です。
私はiPadに好きな音楽をどかどかいれて聴こうと思ってました。

そして、早速買ったその日に接続して、WiFiとホームシェアリングの設定を行い、娘のiPodに入ってる音楽を聴いてみました。

その結果。。。。。

『あれ、なんだこれ。音が悪いなあ。これは失敗だったかなあ。。。』
なんだか低音高音がつまってる感じです。安いラジカセが大きい音で鳴ってるだけと言うか。。。

そこで音声ファイルの素性を確認してみたところ、その曲はMP3 64kbpsでした。他のやつはCD音源じゃないのもあったりして。。。
リッピングの際はたくさん曲を入れたいからビットレートを小さく設定したとのこと。う~む。

それがきっかけでCDのEncode三昧が始まりました。

私はiTunesを使ったことが無かったので、娘に個人のライブラリを作ってもらってスタートです。
しかし、いろいろ調べてみるとEncoderの種類もビットレート数値も可変/固定様々設定できる様です。『よしここは聞き比べてみるか』とCDと曲をセレクトしていといろな条件でEncodeしてみました。

以下その条件です。
(1) Apple LossLess
(2) MP3 320K CBR
(3) MP3 256K VBR
(4) MP3 128K VBR・CBR・Joint Stereo有無
(5) MP3 64K VBR
(6) AAC 320K CBR
(7) AAC 256K VBR
(8) AAC 128K VBR・CBR
(9) AAC 64K VBR
(10) MP3 256K VBR(Lame)

聞き比べた曲達
・Ruby, My Dear, Thelonious Monk
・Fables of Faubus, Charles Mingus
・Round Midnight, Miles Davis
・Can't We Be Friends, Ella Fitzgerald & Louis Armstrong
・Under A Blanket Of Blue, Ella Fitzgerald & Louis Armstrong
・Let It Breed, Rolling Stones

視聴環境
・iPad -> AppleTV -> ONKYO V30HDX
・iPad -> Shure SE315

結果:
・256Kbpsと320kbpsとApple Losslessは区別つかず
・64kbpsと128kbpsは確実に差あり
・128kbpsと256kbps以上はそれなりに差あり(でもブラインドでは100%当てられないかも)
・128kbpsだけVBRとCBRを聞き比べたけど区別つかず
・Joint Stereoの有無でも区別つかず
・同じレートのMP3とAACの差もよくわからず(でも曲によってなんとなく好みがあるかも)
・Lame MP3とiTune MP3の差もよくわからず


てなことで、低ビットレートとの差以外は細かく聴き分けができなかったというところが結論です。
320kbpsでもCD一枚で100Mbyteくらいだったので、CD 100枚でも10Gbyte程度です。
将来的にiPod nanoかなんかを購入することを考慮して、AAC 320kbpsで落としておこうかな。でも古いJAZZの曲はMP3の方が雰囲気が良かったかも(気のせいかも)。

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★その3日後の後日談

とりあえずCD 20枚くらいをAAC 320kbpsで取り込んだところで、8年程前に購入した古い1GのWalkmanがあったのを思い出し、通勤時にでも聞いてみるかとX-アプリなるものをDownLoadしてiTunesから移植してみました。
その結果、、、ATRAC 64kbpsに勝手に変換しやがるではないですか。。。。
試しに視聴で使ったMP3を移植するとそのままMP3 320kbpsでCOPYされました。
う~ん。なんてこった。

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★その2日後の後日談

MP3 320kbpsで再度EncodeしてWalkmanで聴いてる今日このごろです。結構良い音ですね。
1Gだから10枚分しか入らないけど。

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